ミンガニャは、フエンテルサス・デル・カンポの村の、羊の毛を刈る仕事をしていた人達の集団によって、彼ら独自の親和と利便を共有化する目的で意図的に作られた言語で、そのため家畜主には理解されないものです。この隠語は、つまり、仕事の期間中の、牧畜業者と羊の毛を刈る仕事をする人達の関係が示す対立の結果なのです。
この階級の対立‐それぞれの集団での意識において明らかな‐は、集団の中で生じ得るどのような協定や会話も共有化する考えを助長し育みました。
それに伴って、羊の毛を刈る仕事をする人達同士のコミュニケーションの暗号が考案され、牧畜業者に関連する紛争を非難し、批判し、
または解決することができるための独立の小さな部分を創り、そうして自由な空間;つまりは仲間が理解し合うひとつの方法を生み出
したのでした。
そして、その理解し合うための方法が、美術の学士で教育に携わるブランカ・ゴトールによって、よく知られたおはなしや、もっと新しいおはなしをもとにして、スペイン語やカタルーニャ語で書かれたものとミンガニャで書かれたものを似たかたちに組み合わせた本として、原文の読みや理解、翻訳が容易なかたちで、私たちの時代に届けられます。
ブランカ・ゴトールの文学作品には、五冊の本で構成された、ミンガニャで書かれたおはなしのコレクション‐スペイン語やカタルーニャ語からミンガニャに並行して書かれ訳された‐があり、このwebペー
ジで、見て購入できます。それらの本は:赤ずきんちゃん、長靴をはいたねこ、アーメン!、おしゃれなねずみ、おおかみと7ひきの子やぎ です。